HSPで双極性障害で慢性疲労症候群で看護師になりたかった私の話。

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「拝啓、未来の私へ」 貴方の生きる道が少しでも、 貴方の誕生石のサファイアのように、 青く、淡く、眩く煌めきますように。 虹色のシャボン玉のようにパチンッと静かに、 消えてしまわないことを願います。                23歳の私より この言葉の粒たちは、 私が生きることに向き合い、 生きる希望を見つけるため、 私の命を救うために、 この世界で生きづらさを感じている人のために書こうと思います。 はい。ごめんなさい。 完全に自己満足のためです。 それでもみっともなくてもいいから、 誰かに必要とされたい。 貴方が生きていてくれて嬉しいって、 涙を流してくれるような優しさを望んでしまうのです。 簡単に自己紹介を致します。 月野響巴。23歳。ココロも体も女性。 看護の専門学校に通い、 3年目の実習中、慢性疲労症候群を発症。 その際、重度のHSP、双極性障害とも診断されました。 その後2年間、療養のために休学していましたが、ついに復学することなく、先日退校することが決定しました。 私の意思ではありません。休学は2年間しかできない校則で、この2年間だけじゃ私の病気を治すのに時間が足りなかっただけ。 わたしの目の前に白紙の退校届があります。 看護師になりたくて、なりたくてしかたなかった私にとっては生きる目標がなくなった気持ちです。涙が出て感情をぐちゃぐちゃにすれば少しは楽なのに、涙なんか出ない。 ただ胸から競り上がる痛みと茫然とそれを見つめる私がいるだけ。 私の代わりなのか、 今日は久しぶりに朝から雨が降っています。 こんな日ぐらい、やめてよ。空気読んでよ。 いや、空気読んだから雨なのか。 そうだよね。晴れなんて気分じゃないもん。 これから、どう生きていけばいいのですかね。
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