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ここ…?とレオンに目を向けた時だった。
「…っ」
先程から時折指で触られていた、潤いを持つ秘部の入り口に指が押し当てられる。
先程までと違うのは、今にも中に入ってきそうに指を突き立てられているところだ。
「ぁ…やぁ…」
「ウル、ここの中を触ってほしいか?」
「んん、や…だめ…」
(そこ、されたらもう、色々と、戻れない…気がする)
この男はおそらく、薬にあてられて自分を襲おうとしている。だから受け止めてしまえば落ち着くかもしれない。
でも、その後は?この関係性が保たれることは億が一にもないに等しいし、なかったことにされようものならそれはそれで耐えられない。
そう思っているのに、目の前の獰猛な獣をどうこうすることもできないと卯瑠は思っていた。
レオンといる時間はひどく心地いい。でも彼は女性が苦手だ。自分が何故この屋敷に置かれてもいいのかなんて、わかりきったこと。
(レオンが傷つくのは、嫌なのに)
戸惑いが顔に出てしまう。
それを感じ取ったのか、レオンの顔が近づいてきて唇と唇が優しく触れ合った。
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