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「だから…っぁ!!?」
ぐぷぷ、と指が中に押し入ってくる感覚に卯瑠は驚き、それを止めようと腕を伸ばした。
しかし両手はレオンに捕まり、頭の上にまとめて縛り付けられる。
抑える手は片手だというのに、固く強い拘束に逃れることができない。
「や、まって、レオ、まってぇ…んん」
ゆっくり押し入った指が内壁をぐるり、と撫でて、今度はゆっくり出て行く。
もう出ていく、というところでまだ押し戻り壁を確かめるように撫でる。
「ぁ、ぁ、あ、だめ、れお…」
「そうか、お前は俺が今、薬のせいでとりあえずそばに居たお前で発散しようとしていると…そう思っているんだな」
言ってしまえばその通りだ。
そう思い、しかし少し憚られる返答に困って目線を逸らした。
それはレオンには肯定と取るには事足りる行為であった。
「…ウル」
「は、ぃ…?っぁ」
指の動きは止まらない。
それどころか段々と、一点を集中するような動きをし出す。
そこを指が辿ると、お腹の奥に疼きが生まれ、少し押されると足の指先に抜ける刺激が生まれる。
卯瑠を見下ろすレオンの瞳はどこか悲しそうなのに、その動きに卯瑠は惑わされてレオンの真意を捉え切れない。
「ゅび、とめ…て…?レオ、話を…ぁ、あ」
「…正直、お前も少しは、俺のことを」
「んっ…!」
ぐり、と敏感なところを押されて腰が跳ねる。
「なに、れお、何…?」
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