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「ここ?ここがいいの?」
俺が優しい声で聞いてやると
新田は小さくウンウン頷いた。
「コラ、ちゃんと言わなきゃダメだろ?」
動くのをやめて手綱を引くように腕を引っ張ると
新田が眉を寄せて俺を睨んだ。
もう少しでイクところだったのに、と
言わんばかりに自分で腰を動かす。
「はは!スゲー ぎゅうぎゅう締めてくる」
新田は眉を寄せて悔しそうに顔をゆがめて
「ーーっはやっく!…もっとっ動いて!」
ついに切羽詰まった声で叫んだ。
それだけ聞ければ十分だ。
俺は笑いが止まらなかった。
男を抱いた経験はあるけど
ほとんどはネットで知り合った行きずりの相手だ。
こんな乱暴にしたことなんてない。
今まで感じた事のない征服感。
一気に射精感が込み上げてきて
止まっていた動きを再開する。
顔を突っ伏して、新田が喘いだ。
ー いい、すごくいいよ新田。
ハマりそうだ…
「せんせっ…もう…ダメ…」
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