1. はじまりはいつも… #

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「ここ?ここがいいの?」 俺が優しい声で聞いてやると 新田は小さくウンウン頷いた。 「コラ、ちゃんと言わなきゃダメだろ?」 動くのをやめて手綱を引くように腕を引っ張ると 新田が眉を寄せて俺を睨んだ。 もう少しでイクところだったのに、と 言わんばかりに自分で腰を動かす。 「はは!スゲー ぎゅうぎゅう締めてくる」 新田は眉を寄せて悔しそうに顔をゆがめて 「ーーっはやっく!…もっとっ動いて!」 ついに切羽詰まった声で叫んだ。 それだけ聞ければ十分だ。 俺は笑いが止まらなかった。 男を抱いた経験はあるけど ほとんどはネットで知り合った行きずりの相手だ。 こんな乱暴にしたことなんてない。 今まで感じた事のない征服感。 一気に射精感が込み上げてきて 止まっていた動きを再開する。 顔を突っ伏して、新田が喘いだ。 ー いい、すごくいいよ新田。 ハマりそうだ… 「せんせっ…もう…ダメ…」
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