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誰もいない家に着くと、僕はスーツを脱いでバスルームへ向かった。 帰って直ぐにシャワーを浴びるのが、僕の長年の習慣だ。 いつものように熱いシャワーを浴びて、いつものシャンプーとコンディショナー、そしてボディソープを使う。 シャワーを終えるとバスローブを着て髪を乾かし始めた。けれど、髪が完全に乾く前に、僕はドライヤーのスイッチを切った。 心臓の鼓動が少しずつ早くなり、体に熱がこもりだす。 だから、こんなに早く帰りたくなかったのに・・・。 僕は諦めて寝室へ向かうと、バスローブを脱いでベッドに入った。 火照った体にシーツがひんやりと冷たい。けれど、体の熱は冷めるどころかますます上がり、淫らに欲情していく。 疼く体を沈めるために、僕は下肢に手を伸ばしそこを握り込む。そして、ゆっくり上下に手を動かすと、そこはゆるゆると頭をもたげ、次第に大きさを増す。 はぁ・・・っ・・・ぁ・・・。 口から熱い息が漏れるが、声には出さない。例えここに一人しかいなくても、淫らに喘ぐ声を出したくなかった。 ふ・・・ん・・・んぁ・・・っ・・・。 自らの手で追い上げながら高みを目指すも、登り詰められない。 分かってる。欲しいのはここじゃない。 前だけでイケたらいいと思っていたけど、ダメだった。後孔が触って欲しくてひくつく。 僕は引出しからローションを取り出すと手に出し、たっぷりと濡らすと後ろへ手を伸ばしてそこへ指を入れた。 しばらく触ってなかったそこはローションの力で指が1本入ったものの、かたく閉ざしている。そこをやわやわと解しながら少しずつ広げていく。
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