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クインが両手を口に当てて可笑しそうに笑う。
「コーヒーで口直ししましょ。此処はコーヒーは美味しいから」
手を上げてウェイトレスを呼んだ。
「君は俺の何がいいんだ?サンタ役に合格出来たのも君のお陰だし、それに、あんな着膨れした俺がカッコいいって。それに……」
「それに? 」
コーヒーが運ばれてきた。
「それに……やがて大人になれば知ってしまう。サンタは白いお髭のお爺さんじゃないって事」
クインはコーヒーにミルクを滴し静かにかき混ぜた。
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