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外を走る車のライトが彼女の右頬を白く照らし、ライトグリーンの瞳は澄んだエメラルドの輝きを放っていた。
「も、勿論!!イエス!イエスに決まってる。イエース!! 」
二つの拳を高々と突き上げ大声で叫んだ。
店内で寛ぐ数組の客と店員の視線がマシューに集まる。
「今、彼女にプロポーズされたんだ! 」
喜びの余り、恥ずかしげも無く周囲にアピールしていた。
パチパチと拍手の音が店内に響き、祝福の言葉を贈られる。
「本当に君には貰ってばかりだ」
「確かにそうね」
「ホントなら俺からプロポーズすべきだ」
「そうかも」
「行こう!クイン」
「何処へ? 」
「決まってるだろ? 」
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