Prolog

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これは、中学生の時の思い出だ_____。 みんなでキャンプに来ていた。 山の中で、星空がすごく綺麗で輝いていた。 どんどん吸い込まれていくような感じで、とても不思議だった。 こんなにも沢山の星を見たことは、なかった。 「綺麗……」 俺は、星に見惚れて、つい呟いてしまった。 本当に綺麗で、不思議で輝いていて_____。 「へぇ、学校の王子様もこんな趣味があるんですね」 そういったのは、俺の親友女友達だけど「橋本 みき」と言うやつだ。 いつもこんな感じで、でも親しみやすくて、俺的にはすごく、関わりやすい。 ちなみに、俺は、この中学校の王子様?的な存在なのだ。 別に自覚などないけどありのままでいたらこうなった。急激にモテるようになってから、王子様って呼ばれる。嫌でもないし、嬉しくもない感じだ。 「別に……」 「まぁたしかに綺麗ですもんね」 橋本みきは、そうつぶやく。何故か切なそうな顔になりながらずっと上を見上げながら_____。 橋本みきは何故か敬語でまぁそこが、橋本みきのいいところだ。友達同士でも敬語で、礼儀がものすごく正しい。 「おーい!そこの2人!!そろそろBBQするぞ」 と大きな声で言い張ったのは、俺の友達「横山 さくと」。昔からの友達でとっても仲が良くて絡みやすく、頭がいい。俺的には、憧れる存在だ。 「「はーい」」 俺とみきは声を合わせて、返事をした。 そして、みんながいる所へ走った。まぁそんなに遠くないから疲れるほどでもないけど。 「うわぁ美味そう」 「いや、本当にそれな」 どんどん美味そうな肉の匂いが漂ってくる。本当に美味そうだ。 数時間後ぐらいに全て焼肉が食べ終わり、みんなで夜空を眺める時間が来た。 俺たちは、さっきまで見ていたから、俺は、もっと見れるのかという嬉しさでテンションが上がった。 これが中学最後の思い出だ。 そして、みんな高校生にあがり、俺は、陰キャとなった。 目立たない陰キャ。 理由は勿論ある。たーくさん。たーくさん。数え切れないほど。
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