ビターorスイート

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典幸の“ドキドキした”発言に絆され 結局またベッドに逆戻りして、一時間程。 それから二人して起き出して いつものように 朝のコーヒータイム。 お約束の甘い甘いコーヒーに 典幸は少し笑って 目だけを私に向けて、カップを口へと運ぶ。 「なんか、美味く感じるようになって来たな」 毎度の甘いコーヒーに慣れて来た様子。 そんな私も、典幸のシャツを着てる事にあまり恥ずかしさも感じなくなって。 慣れるって凄いなと、私もコーヒーを飲む。 「あ、そうだ」 何かを思い出したように典幸が呟く。 「明日でモーターショー最終じゃん? その後、会長主催の食事会があるからさ、 一緒に行こう」 「ええ? 私も? 」 一緒に行こう、なんて軽く言うけど 会長って、あの自工会の会長でしょう? いくら顔馴染みだと言っても 私には別世界の人物である事には変わりないのに。 「絢も、ヨウさんも。それに、花屋も来るし。 打ち上げみたいなものだから」 打ち上げと言われたら軽く感じるけれど、参加する他の面々を想像したら、ちょっと尻込みしてしまう。
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