かすかな声

なんで、ぼくだったんだろう……?

サトウ・レン

9分 (5,040文字)

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あらすじ

あの時と変わらぬ声音、口調で彼の名を呟く彼女の声を、ぼくはあの頃よりも落ち着いた気持ちで聞いていた。激しい感情にかき乱されることはなく、だけどささやかな嫉妬だけは胸に残したまま、ぼくたちが誰一人欠けず

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