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「こっち、気持ち悪くねえか?」
「……へ……?」
くるみの異変に気がついたのか、猛の手が拘束を解き、今度はくるみの太腿を撫で始めた。内腿を撫でながら上がっていく。
スカートの中に入った手がたどり着く先は、熱くなっている身体の中心だ。
「んっ!」
下着の上からするりと秘部をなぞられて、ぴくぴくと身怖が痙攣する。
「濡れてる」
「や、やだ、なんで」
どうして濡れてるの。おもらしなんてしてないのに。
くるみは自分の身体のことがわからない。通りでなんだか気持ちが悪いと思った。でも濡れているなんておかしい。
「大丈夫だ。気持ちよくなると勝手にこうなるんだよ」
「え」
足を軽々と持ち上げられ、広げられる。
「さわってやるから、すぐ楽になる」
「え、や、ちょっと持って、せんぽい」
下着に手がかかり下ろされていく。何をしているのか理解が遅くなったせいで阻止しようと思った頃にはもう、下着は膝の辺りにまで下ろされていた。足から抜かれると、誰にも見られたことのない秘部が猛に晒されてしまう。足を閉じようとしても猛の身体が密着していて無理だ。
「……すげ。えろ」
「や、あ」
恥ずかしくて、両手で顔を覆った。
そんなところ誰にも見られたことないのに。
見られるなんて想像していなかった場所を猛はじっと、食い入るように見つめてくる。恥ずかしくて消えてしまいたいくらいだった。
『濡れてる……こん中、入りてえな……」
「………え」
「……指、入れるぞ」
「っ」
どうして?
まず最初に浮かんだのがその言葉だったけれど口に出す前に、猛の指が秘部を直接撫で、指を進めてくる。鋭い痛みに言いたいことが吹っ飛んでしまった。
「い、痛っ」
「悪い。ちょっと我慢してろ」
「んんう……」
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