3人が本棚に入れています
本棚に追加
/9ページ
慶介と普段通りにはカラオケで2人で熱唱していた。だが休憩している時はスマホに釘付けな慶介だった。そんな慶介をじっと見ていた。
「どうしたんだよ、そんなに見てきて」
「気になるんだよ、今日はずっとスマホを弄ってるから」
「昼間も言っていたな。ネットを見てたんだよ」
「そんなに見ることはないだろ?」
「女の子と話せる方法があって朝からずぅとやり取りしてるんだよ。しかも夜には通話する約束もしてあるんだよ」
慶介の言葉に俺は驚いた。だが引きはしなかった。女の子とやりとりという部分に魅力を感じた。自慢ではないが俺はモテない。外見は悪くないと思うが友達止まりで積極性がない俺からすれば羨ましい限りだ。
「どうやってやるんだよ。俺にも教えてくれ!」
そうして俺は慶介にネットの事を学んだ。だがこれがきっかけで俺の人生は思わぬ方向へと進む事をこの時の俺はまだ知りもしなかった。知っていても多分俺は同じ道を選んだかもしれないが……
最初のコメントを投稿しよう!