リアルとネット

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早速俺は『通話相手募集』や『友達募集』などのタグをつけて掲示板に投稿した。女子と電話は全然しないので想像するとドキドキしてきた。だが現実は甘くなくその投稿に反応してきた人はいなかった。俺は急いで慶介に電話をしたが、スマホの画面は『相手は只今通話中です』という文字が表示された。俺はため息を吐いた。慶介はあんなにも上手くいっているのに俺は全くダメだ。なんだか今の状況が客観的に見て阿呆らしく思えてきた。そんな時であった。俺の投稿に反応があったのだ。アイコンから女の子であると断定した俺は急いでDMを送った。

『反応ありがとうございます。良かったら通話しませんか？』

反応があった事に喜びを感じ早く返信が来ないかなというワクワク感が俺の心を侵食していった。ものの数秒で返信が来た。

『こちらこそありがとうございます。今は無理ですがもうちょっとしてからで良かったら通話しましょ』

その言葉を見て俺はガッツポーズをした。ここ最近では神アニメを見たよりも嬉しい出来事であった。心臓の音が部屋中に響いている気がする。

『わかりました。待ってます！』

そのDMを送ってから1時間から2時間ぐらいの時が過ぎた