屋上にて
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「
定
(
てい
)
ちゃん。」 名前を呼ばれて、咄嗟に振り返った。 俺のことをそんなふうに呼ぶのは
幸恵
(
ゆきえ
)
しかいない。 「幸恵も歳取ったな。自慢の黒髪は切ってしまったのか…。」 幸恵は笑顔で相槌を打つ。その隣には見知らぬ若い女がいる。その女もなぜか、俺に微笑みかけている。 「そういえば、あの日もこんな晴れた日だったな。」 俺は屋上から、雲ひとつない青空を見上げ、昔のことを思い出す。
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