子供らしさに首を絞めた日

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「あの、邪魔ですけど」 「誰のおかげで奴が何も言われなくなったか…… しっかり咀嚼してからモノほざけよ」 「勿論、そうした上でほざいてますけど?」 「死ねよ寄生虫」 「ふふっ……そう言えばね、白夜様が今度は鯖の味噌煮を作りたいって言って来まして」 「また毒味な、はいはい」 「鯖の味噌煮は貴方の好きな料理でしょう?」 「だから何だよ?」 「いいえ、別に……白夜様を大人にしていくのは存外、貴方の方だったなと思っただけです」 「大人、ね……」 「やっぱり、“処女膜は自分で破りたい”みたいな気持ちなんですか?」 「いきなり何よ、お前は。きも」 「白夜様を貶す人間を弄ぶ(殺す)なんて真似、隼人さんにしか出来ませんからねぇ~…… 言語統一の仕方が余りにも荒々しいと言うか……、嗚呼、恐ろしや。流石は千里様と同類で下衆を極めし者です。反吐が出ますねぇ」 「嫌味なら外で復唱してろ。うぜぇ」 「ふふっ……違いますよ、嫌味じゃないですから。 彼女を大人にする人間は、貴方しか居なくなったと言うお話です」 「あぁ、ね。餓鬼のままかもな……、意外に、よ」 「……やっぱり、優しくないようで、優しいんですね。貴方って人は」 「うるせぇ。早く飯作れや」 「はいはい……」 ……END……
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