スザンヌ(1)

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スザンヌ(1)

「・・・いきなりここにいたから、驚いたんだ」 「驚いたなら、それらしい顔をしたらいいのに」  ジョンは、それでも無表情のまま少女を見つめた。自分を見て、まだおかしそうに微笑んでいる。 「私の名前は、スザンヌよ」  スザンヌは、スカートの裾を持ち上げて、膝を軽く曲げてあいさつした。
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