カップルでクリスマスイルミネーションを愉しむ

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志津子「なあ、あんた、クリスマスにせっくすせうへん?」 牛蔵「やや、なんでクリスマスやねん?」 志「キリストはんのお誕生日やからや。」 牛「セックスとキリストとと関係ないやんけ?自分でやりたい時にやったらええやろ!?」 志「なんで?クリスマスにやったら子供12月25日に生まれるやん。そしたら、クリスマスやからお祝いムードで祝ってもらえるやん。フフフ」 牛蔵は呆れ果てた。 「あっほか、おまえは?セックスしてすぐ子供が生まれるかえ、ダボ!」 志「あ、さよかー。ワテほんまによう言わんわ。」 牛「あははは、ええぞ笠置シズ子の生まれ変わり!(笑)」 志津子「ほうか?そないに似てるか?」 牛「おお、鶴瓶のオカンでも通じるで」  志「そないに年取ってへんで」 牛「あ、すまんすまん、自称28歳やったな(笑)」 志「で、クリスマスのセックスどうする?」 牛「いや、だーか~ら。したい時にしたらええて。」 志「いつよ?」 牛「今だ!」 牛蔵は志津子をカーペットの上に押し倒した。 そして、牛蔵は唇を重ねようとして接近していった。 志津子は手を差し伸べて 「待って!」 牛「どうしてん?」 志「今、イルミネーションが見られるから、街なかを一緒に歩こうよ」 牛蔵は起き上がって 牛「そらえーな。ロマンチックな気分になれるなあ。」 志「でしょ?一緒に音楽でも聴きながら歩こうよ。」 牛「え?音楽どうやって聞くの」 志「スマホのヘッドフォン端子に分配器をつけて、二つのイアホンで一緒に聞くんよ。どない?」 牛「めっちゃええな。いこ!」 二人は外に出た。寒い。 志津子はマフラーを巻いた。 牛蔵は襟の分厚いジャンパーを着てるからその必要はない。 牛「よっし、音楽を聞こう!」 志「何聴く?」 牛「定番のビング・クロスビー、ホワイトクリスマスだよん。」 志「嬉しい!どぞー」 曲を聴きながら街のイルミネーションを愉しむ。豪華でんなあ。 普通の民家で飾ってるとこもあるが、やはり、ショッピングモールが物凄く綺麗だ。 音楽を聴きながら、クリスマスイルミネーションを見るのは、すごくロマンチックな気分だ。 でも寒いなあ。 ふたりは肩を組んで歩いた。 牛「あったまろうぜ」 志津子「あ、ホワイトクリスマスおわっちゃた。次の曲何?」 牛蔵「ジョンと洋子のハッピークリスマス」 志「So this is Christmas 槌」 これもいいな。ジョンの歌が始まると、暖かい空気が押し寄せるようだ。 二人は、曲に聴き惚れながら、ショッピングモールの中へ入って行った。 この寒いのにモールの中は人々がいっぱいだ。カップルも多い。 牛蔵「なあ、志津子、これ見てみ。カップル一杯やろ?」 志津子「ホンマやなあ。」 牛「クリスマスまで10日もあるのにこれや。『クリスマスイブにはデートしよう』とか言うてるやつ、あっほやでーwww」 志「私もそう思う。クリスマスかて好きな様に過せばええんよ。クリスマス礼拝で祈ればええのよ。」 この間にも二人は腕を組んでる。アツアツだ。 志津子「次のクリスマスソングはなあに?」 牛蔵「ナットキングコールのクリスマスソング!」 志「ウァオ、名曲!」 いい音楽と素敵なイルミネーションで、二人は本当にセンチメンタルな気分になった。 あとは、、、、するだけ? 牛蔵は手を上げてタクシーを拾った。 「何処まで?」 牛「ホテル、ニューーー淀川へ」 タクシーはそこを走り去った。 そこを後ろから見てた男らが 「タクシーの運転手に、どこどこのラブホいってくれ、なんて恥ずかしくないのかな?」 「ハハハハ」 でもこの場合、むしろこいつらの方がわ恥ずかしいよな ブハハハハハハハ (笑)085f91f1-3ff1-438a-bb44-460b232d29cc
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