名は体を表すとは限らない

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なんにでもたいあたりしちゃう太郎さんは、くいがのこらないたいあたりをするために、めいそうをはじめました。 しばらくして目をひらくと、山にむかってとっしんしていきました。 一週間たいあたりをがまんしていたなんにでもたいあたりしちゃう太郎さんのいきおいはすさまじく、どおおおんと大きな音がして山にあながあいてしまいました。 「なんにでもたいあたりしちゃう太郎さん、すごいわ! せかいはこんなに広かったのね」 なんにでもたいあたりしちゃう太郎にたいあたりされちゃう子さんは、山にあいたあなから見えるけしきに大こうふん! となりで目を回してたおれているなんにでもたいあたりしちゃう太郎さんをたたきおこします。 「見て! あそこに家がある。あれも村かしら」 いしきをとりもどしたなんにでもたいあたりしちゃう太郎さんはちかいました。 もう二どとたいあたりはしない、と。
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