名は体を表すとは限らない

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いつものように、なんにでもたいあたりしちゃう太郎さんが、なんにでもたいあたりしちゃう太郎にたいあたりされちゃう子さんにたいあたりしていると、なんにでもたいあたりしちゃう太郎にたいあたりされちゃう子さんが言いました。 「なんにでもたいあたりしちゃう太郎さん、いたいよ。なんにでもたいあたりするのは、やめたほうがいいと思う。なんにでもたいあたりしちゃう太郎さんだって、いたいでしょう?」 なんにでもたいあたりしちゃう太郎にたいあたりされちゃう子さんは、なんにでもたいあたりしちゃう太郎さんをあざだらけのうででゆびさします。 なんにでもたいあたりしちゃう太郎さんは、自分の体を見つめます。 見えたものすべてにたいあたりしてしまうので、いつでもあざだらけです。 今朝はドアをたいあたりでこわしてきたので、とげがささったからが出ています。
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