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俺は夢中で走ってた。駅のトイレで顔を洗い電車で行けるとこまで行こうと思って改札口を抜けた俺はそのまま電車が来るのを待っていた。やがて電車が来た、俺は電車に乗り込むとそのまま行けるとこまで行こうと椅子に座る。途中に頭の中ではなぜか親父の事ばかり浮かんでた。
「うぜーんだよ!!あいつの顔なんて見たくねーんだよ!!」
俺はそう声を上げると、近くにいた他の乗客は俺から離れていく。俺は心の中で、みんな俺から離れていく恐怖や孤独感を感じていた。死んだおふくろや、さらに親父まで?頭の中をぐるぐるループするように後悔と何をしていいかわからない自分の葛藤だけが繰り返されていた。
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