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俺は親父とお袋の遺影が置いてある親父の部屋でその晩は寝た。翌日の朝早くに店の入り口のシャッターを叩く音で俺は目覚めた。
「うるせーな。誰だよこんな朝早くから」
余りもしつこくシャッターを叩くので俺は半ば無理矢理起こされた感じで不機嫌で店の内側のシャッターの前まで行き、覗き穴から外を見た。
すると、そこにいたのは手提げバックを持った背中が曲がり、髪は真っ白のお婆さんだった。おそらくいつも親父の豆腐を買いに来ていたであろう常連だったのだ。
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