木村豆腐店

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"ピンポーン" 「うるせーな、誰だよ?」 チャイムをしつこく鳴らす音が聞こえ、俺は目が覚めた。起きると部屋の中は真っ暗で、外はすっかりと夜になっていた。しつこくチャイムを鳴らされ続けた俺は窓を少しだけ開けて、そうっと玄関の外側を覗いてみた。すると、そこにいたのは親戚の人間だった。 葬儀の時に初めて会ったような感じの男で、年は20代後半といった感じの男だった。スーツを着て会社帰りに立ち寄ったような感じだった。
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