chapter5

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そして軽く彩香と話をした京香は入れ替わりで部屋に入ってきた。いきなりの事なので何から話をしていいのかわからない。 「さっきの話、全部聞かせてもらったよ。お姉ちゃんどうゆうつもりなの?」 妹だけど少し怖いと思ってしまうほどに彼女は完全に怒っていた。だけど気持ちで負けたらダメだと自分に言い聞かす。 「まずはごめん。本当は京香にすぐに言うべきだったよね」 「それは別にいいよ。私が聞きたいのはお姉ちゃんがこれから何がしたいのかを聞きたいだけだから」 「私はずっと陽ちゃんが好きだった。だから陽ちゃんと…」 私の言葉の続きを京香の言葉が遮った。 「ふざけないでよ!自分で気持ちを伝える勇気もないくせに!私が陽ちゃんと仲良くしてるのが羨ましくなったんでしょ!それって、ただの嫉妬じゃん!お願いだから…お願いだから私と陽ちゃんの邪魔しないで…」 その場で京香は泣き出してしまった。何年ぶりだろう。それほどに京香が泣く事は珍しい事だった。 「京香大丈夫…?」
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