chapter6

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きっとそこに京香は居るはずだ。いつからなのだろう?妹と話をするだけなのに、こんなにも緊張をしてしまうのは。私は覚悟を決めて彩香の部屋へと向かう。 彼女の部屋の前に立つと、一度深呼吸をしてノックをした。すると中から彩香が一人だけで出て来る。 「ここまで準備するの大変だったよ。だから…しっかり自分が納得するまで話し合いなよ」 彩香はポンと私の肩を叩くと、階段を降りて行った。ありがとう彩香。部屋へと入ると京香はなんだか不機嫌そうな顔をしていた。 「ごめんね京香。今日はちゃんと話をしたいと思ってるの」 私は京香の隣ではなく、程よい距離で腰を降ろした。 「こんな事までして話す事なんてあるの?」 「ごめん。でも皆は悪くないの。私が全部頼んだ事だから」 京香は無言のままだったので、さっそく本題へと入る。 「たぶん何を話すのかはわかってると思うけど、陽ちゃんの事でちゃんと話がしたいの」 「前にも言ったと思うけど…お姉ちゃんは何がしたいの?私から陽ちゃんを引き離したいの?」
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