再会

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再会

 木下優は東京某所に住む大学生だ。何年振りかに社会人の姉が帰ってくる。 「あれからどれくらい経つのかな?」  姉は地方の会社に行くことになり、家を出た。優は千葉の大学へ行くため、一人暮らしをしている。  すると、姉からメールが。 『東京駅に着いた』 「さっぱりしてるなぁ」  優は準備をして、出掛けた。  優の家は東京駅まで歩いて10分のところにある。 「まだ、時間あるから、ゆっくり行こう」  そして、東京駅に着く。 「どこだろう?」 「優~」  向こうで手を振っている。 「姉ちゃん」  優は姉のところへ走る。 「優!」  姉の美香は優を見つけると、抱きつく。むにっと柔らかいものが押し当てられる。 (これって姉ちゃんの?) 「姉ちゃん、恥ずかしいから」 「ごめん」 「優、時間ある?」 「あるけど」 「二人で温泉に行かない?」 「いいけど、余り金ないよ」 「私が出すよ」  こうして、東京郊外にある温泉へ行く事になった。 「この温泉って」 「今、話題になってる温泉よ」 「混浴」  優は美香の体を想像してしまった。 「どうしたの? まさか、エッチなこと考えてる?」 「違うよ」 「フフ。入りましょう」
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