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そんな雄大さんの焦る声に我にかえると
突然震え出す体
何度も私の名前を呼びながらゆっくり近づき
「大丈夫?・・・じゃないよね。
家に、帰ろう。一緒に行くから」
家に着いても震える私
雄大さんがお母さんに話す声が
近くなったり遠くなったりする
「お母さんがついてるから」
と涙声の母に抱きしめられ
それからは病院に行ったりしたけど
頭がぼーっとしていてあまり記憶に無い
幸い近所の人の目に触れる事が無かった
学校も体調不良で1週間程休んだ
ただ呆然として過ごした
その間に家族で話し合い
私がこれ以上傷付く必要はないと
警察に届けも出さなかった
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