イレギュラー

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イレギュラー

どうしても、間違いや想定外というのは日常では起きうるもので、今の世の中もそういうものかもしれない。 この時代だからこそ、良いこともある。 テレワークが進み、通勤しなくても仕事ができるというのも、個人的には良いことだと思うし、今までネットやITに疎い世代も、これを機に色々と勉強していかなければ、駄目だと気がついた世代も多いのではないだろうか。 そうすることで、立ち行かない仕事や企業もあるが一方で新しいモノや仕事も増えたり、首都東京に集中していた本社などが東京以外に移動していくというのは、衰退気味だった地域にとっては朗報でもあるのではないかと思う。 ついでに、いろんな国の機能や、有名大学も移転して、東京の人口がもう少し減ったら、少し住みやすいのでは・・・とも思っている。 もう一つ言えば、これを機に老害な一部の人を淘汰して、もっと若い世代が活躍できる場所も作れたら、未来が明るいような気もする。 まあ、どちらもあくまで個人的な意見。 苦労されている人も多いので(自分も含めて)これは、この程度で。 こんな、東京に振り返ると自分は20年くらいフラフラとしているのだけれど今、色んなものがネットでクリックひとつで届く。 それは、形は違えど、20年前も割と都内なら、バイク便とかで当日に配達とかされる便利なところなのだと、上京したての自分も思ったものだ。 そんな自分が、ある店で責任者をしていた時に、ある業者を利用して物を納品していたことがあった。 たしか、紅茶に入れるレモンのポーションだったと思う。 スーパーに行って買うことも出来るが、毎日何十万もの売上があるような店だったから、そういう細かいものも一緒に発注を×のが当たり前な店だった。 ある日、そのレモンポーションが入ってこなかったので、その業者に聞いたら欠品です、という。 その、業者は週3回納品してくれるところで、その店でメインの物はその1回で4ダースくらいは納品しているので、スーパー並には納品し消化しているよな関係性。 まあ、1回くらいならそれでも良い。 そういうときもある。 人だし。 しかし、その当時ですら当日届くような、物流上好立地な東京で2週間もそのレモンポーションが欠品し続けるということが発生したときは、流石にブチギレて、担当者じゃラチが明かずに、上司に代わってもらった。 そしたら、なんと30分もしないでその上司が持参してきた。 その日のうちに、自分は上長に連絡して速攻で契約を解除してもらったのは言うまでもない。 普通は、商品部がこの手の話をすすめるのだけれども、その当時の商品部は、自分が受け持ちのこっちに丸投げだったから、普通ならもう少し穏便に事をすすめるモノも、穏便にいかなかった。 その会社の上司からすると、イレギュラーでももう少し早く対応すべきだろうと思う。 信頼というのは、そういう些細なところで簡単に崩れるのだ。 本当は、違う事を書きたかったのだけれど、思ったより長くなってしまったので、イレギュラーなもう一つのことはまたそのうちに・・・。 この手の話は、実は次の構想の中の一つのエピソード・・・。 次は、初めてのコメディっぽいものを書こうと思っている。
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