小窓の向こうに・・・

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小窓の向こうに・・・

3cm×15㎝のサイズってどのくらいですか? 思い描いたとき、何を想像することができるか。 よく見かけるとなると、二口タイプのポストのはがきや通常の封筒用とかだろうか・・・ それとも、定規とか・・・ マステも、幅広のものがでているので、長くのばせばそうなるのかな・・・ それを、窓だとしたときに見えるものは、どんな世界なのだろうか。 自分が、中学受験の年の話。 うちの親戚はそういうのにまったくもって気にしない質だから、スキーに行こうと誘われて、滑りにいった。 叔父、叔母、従兄弟2人と自分の3人。 その当時、叔父は4WDの車なんて乗ってなくて、普通のセダンに乗ってた。 FF車だったと思う。 完全なアイスバーン。 たしか、まだスパイクタイヤがあったかなかったかの頃ではあったと思う。 それでも、雪道に不慣れな叔父。 カーブでブレーキミスで、1回転したのを未だに鮮明に覚えている。 ちなみに、スキー場へ行くための山道なので、片方は崖のような急斜面。 見晴らし最高!! 今では笑い話。 でも、雪道で死ぬかもしれない事件の歴史の幕開けでもあった。 そう、自分は多分雪道と相性が悪い。 2度目は、自分の運転でのこと。 田舎では、年1~2回は20㎝くらいは毎年降っている。 たかがそのくらい、されどそのくらいだ。 油断したというか、甘く見ていた。 よく、車の屋根に雪をのせたまま運転している人がいるが、はっきり言おう。 危険だ。 身を持って、実感した。 またもやアイスバーン。 きっと、雪道1回転から3年後くらいの頃。 つまり、免許取り立て。 スタットレスを履いて準備していたので、まだ準備できていなくて、ノーマルタイヤの同僚に頼まれて、雪道を送迎することになった帰り。 ちょっとしたブレーキのはずみで、その雪が全てフロントガラスへと滑って落ちてきた。 ちなみに、まだ走行中。 場所は、主要国道。 通常なら、夜でもすごい数の車が通っている道路。 ワイパーを動かして出来た隙間が、3×15cmだった。 その隙間を、それ以上崩れませんように。。。 と、願いながら何とか邪魔にならないところまで運転して、事なきを得たが、これがもっとスタットレスの装着率が上がっていた、別日だったら、事故ってたと思う。 それでも、1kmくらいは走った。というか、どこに止められる場所があるのか模索してたら、結果そのくらい走行してたという・・・。 でも、これで終わりじゃない。 そのあと、1度事故にあった。 雪が降ったあと、数日後に坂道が凍結していたところで事故があり、そこに突っ込んだ。 まあ、それは置いとき。← その後、もう一回あった。 とある地方からの帰り道。 このときも、自分が運転手。 しかも、今度は高速道路。 雪国の高速道路は、アイスバーンでも通行止めにしません。 一応、簡易チェーンも巻いてた。 (あの金属のじゃなく、柔軟な素材に簡易的にビスをつけたやつで、装着もかんたんなやつ) その日は、すこし吹雪いてもいた。視界は1~2Kmじゃなかったかと思う。 突如、ホワイトアウト気味になった。 驚いて、エンジンブレーキでスピードを落とす。 抜けた瞬間、火の海だった。 一瞬、自分が信じられない俊敏な動きをした。 今から考えても、本当に考えられないくらい俊敏。 その、火の海をかいくぐりそこを突破した。 ちょうど、事故が起きたばかりだったようで、自分が走っていた車線も、反対側も燃えていた。 事故車を数台通り過ぎた。 よく巻き込まれなかったと、何とかそこからの最寄りのSAPAまで来てから怖くなったのを覚えている。 そのあとも、実はもう1回あるのだが、まあそれはまたそのうちに・・・。 この数日、普段雪があまり振らない地域で積もっていると聞いて、注意喚起の意味を込め、自分の体験談をまとめてみた。 雪のなか、無理な運転は危険なので、気をつけてくだされ。 スタットレス無しでの運転は、絶対にやめよう。
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