第一章 〜初めての異世界召喚のようです〜

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 (#)–(#))–)「さて、さっきの話だと猪一番で解決しなきゃいけない問題は来年度予算に関する項目…だったか。」  o川* °ー°)o「うんそう。ウチ、財源超厳しいから色んな所からお金を工面してもらったり、中央から送られてくる補助金を全額予算に注ぎ込む事で毎年なんとかやってってるの。」  (#)–(#))–)「フーン…。毎年予算の残りは無いのか?それを次の年に繰り越せばもう少し財政も潤うと思うが?」傷治してくんね?  o川;* °ー°)o「えっ、予算の残り?・・・そう云うのは全部執務室任せにしてたからどうだか分かんない…。」アッハイ、ヒール  (#)–_–)「(そういうとこだぞ)それにお前のとこ問題行動する奴多いんだろ?そういう奴には罰金って形で給料カットして、その分を国で使うようにしちまうとかしないと潰れるぞ。」  o川;* °ー°)o「一回ならそれでもみんな納得してくれるかもだけど、…その内不満が溜まって働かない魔族が出るかもしれないし……。」  ( –_–)「逆に結果を出した奴にはボーナスを払うとかして頑張りを認めてやる。そうやって飴と鞭を使い分けてだな。」  o川* °ー°)o「ボーナス?飴?なぁにそれ〜?いい物なの??」  ( –_–)「(地球の名詞は一部通じないか)あー、ボーナスってのは給料以上の働きに対して払う追加報酬の事で、飴と鞭ってのは地球の格言?で罰と褒美で人を操るみたいな意味だ。飴は甘い菓子。」  o川* °ワ°)o「甘い!お菓子!食べてみたい!!頂戴!飴頂戴!!」  ( –_–)「おい新人魔王。敬って欲しいなら威厳を示せ威厳を。今のお前近所のガキみたいだぞ。それと飴は今俺持ってない。」  o川*´°ー°)o「うぅ、アメェー……。」  ( –_–)「兎に角一旦戻って仕事したらどうだ。新人魔王。勿論お前の今月分の給料も罰として一部カットして、だが。」  o川*´°ー°)o「ううぅ…鞭めぇ。」  ( –_–)「…。人の上に立つ者は率先して身を削らねばならない生き物だからな。それに新ルールの提案者たるお前がそのルールを破るようでは部下達にも示しがつかんだろ?」  o川* °ー°)o=3「そりゃそうだけどー。はぁー、…仕方ないなー。罰金受け入れますかー。でも絶対一人では払わない!出来るだけ沢山の魔族を巻き込んで払ってやる!!」  ( –_–)「…嫌われない程度にな。」  o川* °ー°)o「?うん。早速帰って予算を増やしてして来なきゃ。ありがとね!!ってあれ?」     ポツーン  o川* °ー°)o  o川;* °⊿°)oそ「さっきの人がいない!そういえば名前も聞いてなかった!!」  o川* °ー°)o「……まぁその内また会える気がするし、いっか!」  o川* °ー°)o「ありがとう!名も知らない地球産の人間さん!また困った時は助けて下さい!!」 ( ≧≦)新人魔王キュートは決心する。新しい法案を携えまた頑張ろうと。VIPを今よりいい場所にしようと。 ( ≧≦)補足→キュートは一度決めた事は死んでも変えない事にしている。つまり彼女が新たに抱いた目標は彼女が死ぬか達成するまで変わる事はないのである。 ( ≧≦)…勿論この目標ができるまでに決めていた事も例外ではない。さて彼女が頑張るのは一体全体いつからだろうか・・・
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