第一章 〜初めての異世界召喚のようです〜

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 VIP国内 VIP山中 某所  o川;Ⅲ ー )o(あぁ…、私はなんでこんな事をしちゃったんだろう……。まだ仕事をしてれば間に合ったのに!) °⌒o川;Ⅲ ー )o👝(今からやって間に合うかな?あっ、駄目じゃん(絶望)。カバンの中に仕事道具一つもないじゃん。気分転換グッズとファッション誌だけじゃん…。)  o川;Ⅲ ー )o「期待の新人とか言われて浮かれてたのかな私………。アカデミーでは可愛い顔だよね(嫌味)とか優しいよね(他に言う事なかった)とか魔法の成績は!(ここ強調)良いよねとかみんな褒めてくれたのに…。」  o川;Ⅲ ー )o「就活で自然しかない辺境の地に飛ばされて、仕事を増やす部下しかいなくて、何故か不可侵条約無視する勇者気取りの馬鹿が邪魔しに来て…。あぁ…鬱だタヒにたい………。」  o川;Ⅲ ー )o  o川* °ー°)o「ふぅ。落ち込むの一旦休憩!もう抜け出しちゃった事はどうしようもないし!今日は精一杯息抜きして明日からまた頑張るぞー!オー!」  ( ≧≦)そう呟く新人魔王の肩書を脱いだただのキュートは、カバンの中にしまっていたアロ魔や魔族を駄目にするクッション、怨熱首マッサージャーを使用し、魔菓子の袋を開けた。  ( ≧≦)その後はひたすらだらけて大好きなファッション誌を眺めるという至福の一時を過ごすキュートであった。 ーーー ーー ー  ブィーン   パリポリ 📚(o川* °〜°)o)📕「コレカワイイ~…。アッ、コノ服トアワセルト大人ッポクテステキー。ンッ(手フキフキ)コレモ読ミオワッチャッタ、次ノ本…。」  (; ≧≦)(何冊読むねーん!)えー、キュートが9冊目の魔導書(ファッション誌)を読み終え、10冊目に手を伸ばした時、彼女はその手に持つ本に違和感を覚える。 📚o川* °ー°)o「あれ?このファッション雑誌表紙がザラザラしてる?って違う本じゃん。何々…『古代魔法全集』・・・あっこれ!物品管理部門担当のワタナベさん(→从'ー'从コノ魔族)が無くしてた本だ。」    ?  o川* °ー°)o” コテン(でもなんでそれが私のカバンの中にあるんだろう?) <シンキングタイムは3秒です!  o川* °ー°)o(… … …)  o川* °ー°)o(サッパリ分からない。)  o川* °ー°)o「まぁいっか。私魔法の探求って嫌いじゃないし、少し読んでみよーっと…」  o川* °ー°)o「……瞬間移動と転移の魔法って似た魔法って聞いてたけど、発動条件とかこんな違いがあるんだ〜。知らなかった〜。あっ!この転移の魔法覚えれば勇者(仮)達を問答無用で牢屋送りにできるのでは!!早速詠唱覚えなければ…。ブツブツ」  o川;* °ー°)o「時空関係の魔法は説明文の癖がすごいんじゃ!絶対感覚派の人に執筆任せたでしょーこれ。全く解読できないじゃんもー……。」  o川* °ー°)o「……あっ召喚魔法の欄にも見た事ない魔法が載ってる!えーと、『異世界召喚に関する呪文』?へー、人って昔は魔法使えたんだ〜。」  o川* °ー°)o「人の王は当時この魔法を使って地球と呼ばれる場所から勇者というチート生物を召喚?弱きを助け、悪しきを倒すその者は正しく2チャンの救世主だった…、あははースゲ〜カッケー。」  o川 °ー°)o「それなら私も助けて欲しいわ」  o川* °ー°)o「…。えーと召喚には王族の血少々、召喚紋、呪文、広い場所が必要か。あっこれいけんじゃん。私これでも王族の末っ子だし、紋は地面に木で描けるし、呪文載ってるし、ここ広いし。」  o川* °ー°)oつ\ ガリガリ「何もない土地でよかったわー、マジ。…まぁそのせいで色々大変なんだけど(笑)。」  o川* °ー°)o🩸「よっし、後は紋の真ん中に血を垂らして呪文を唱えるだけ!… … …。」  o川 °ー°)o「私なんでこんな神頼みするしか無くなった学生みたいな事してるんだろう。」  o川* °ー°)o「いや、いいや。今はこの冷静さを置いておこう。駄目で元々、うまくいけば儲け物。魔法の呪文!『もうどうにでもなーれ〜〜』!!」  o川* °ー°)o「… … …(唱えといてのんだけど今の私すっごい馬鹿っぽい…)」
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