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『アラスカ物語』
割りと最近聞いた話によると…
「科学者になる人は、科学にちなんだ名を持つ人が多い」のだそうですが、はたして…「?」。
自分は「高い山を志して行く」なんて、たいそうな名前をいただきながら、“登山”には、まったく興味が無く…
モーター・スポーツを辞め、マラソン大会に参加したり、サーフィンやクロスカントリー・スキーを始めた中年期以降に、ハイキング程度の“山歩き”をするくらい。
(『バブル期』の以前は、“登山”どころか、“スキー”ですらマイナー・スポーツ。手間もヒマもかかり、道具も手軽に手に入らなかった、「本当の好き者の世界」だったせいもあるでしょうが)
それも一時期、まったくご無沙汰でしたが、本格的な“老化”を感じ始めた最近になって、逆に復活!
そして、ハイキングした後の“車中泊”。
『暗くなるまでの時間に』と、本を持参しているのですが…
山中に持って行くなら、やはり『山岳小説の大家「新田次郎」先生の作品』というわけで…
『もしかしたら、40年ぶり?』
家にあった『アラスカ物語』の文庫本を読破。
初めて読んだのは、高校生の頃、単行本で。
その他、『孤高の人』『栄光の岸壁』を読んだ影響か、“散策”すらしないのに、山岳専門誌『山と渓谷』を買ったりしていました。
(有名作家さんには、代表的三部作があったりするものですが…たとえば、当時よく読んだ「大藪春彦」先生なら、『野獣死すべし』『蘇る金狼』『汚れた英雄』を挙げておきます)。
結局、本格的な「登山」とは、縁の無い人生を送ってきましたが…
「紅葉」が過ぎた後の“里山”歩きが好きな人間。
“ハイキング”程度なら、足腰がしっかりしているうちは、続けていくのでしょう。
(2020年12月20日)掲載
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