僕、いなくなります。。

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僕の名前は、天使優(アマツカユウ)です。 趣味は、ゲームをすること。 僕の周りは、みんな僕の事を嫌っている。 こんなに、嫌われるなら 僕は、早く消えたい、、 親は、優しいからそれだけが救いだ、、 中学までは、女子も男子にもいじめられてたけど… 今は、男子校だから男子にしかいじめられてない… 土日は、本屋のバイトがあるから男子以外にも会うんだけど、、 中学までのいじめのせいで、女子も怖いし、 男子も怖い… だから、僕は性別関係なく人間が苦手だ… なので、無機物の画面上でしか会わなくていい ゲームが好きだ。 特に、乙女ゲーム!! 僕、多分愛とかに飢えてるのかな? 乙女ゲームがほんっっとに好きなんだよね。 1日あった、嫌な事でズタボロだった心も乙女ゲームでたもってるようなもんだ。 ピコピコピコ…ピロリンッ… 『ユウ、君の事が好きなんだ。 わたしと、生涯を共にしてくれないか。』 「はい、私もリック様の事が好きです。」 画面には、クリアの文字。 はぁ…♡♡かっこいいなぁ…リック… 何度やっても良いや… こんな、僕の事好きでいてくれる人がいれば良いのに… はぁ。。 {ゴホッ…ンンッ…ゴホンッ…} ん?? 何今の咳払い?? {ゴホンッ…えー… 聞こえますかぁ…?ユウサーン…} ええっ!?なにこれ、、 これ、僕の脳内ですよ??考えですよ?? {ンンッ…聞こえてるという事で… ユウさん、貴方はもうすぐ亡くなる運命にあります…} はぁっ!?!なんで急に…?あと、貴方誰なんですか!?! {今からお教えします。私は、この地球の神です。 貴方は、学校でいじめられていますよね?} あぁ、神様なんです…ね…って、神!?! まぁ、、そ、そうですけど… {それで、貴方はそのいじめで まぁ、、ポックリいきます…} えぇ!?今まで、閉じ込められたり、 暴行受けたり、水かけられたり、あったけど… もっとひどい事が起こるの?? {そんなにも、いじめられていたのですね… 助けてあげられなくて本当に申し訳ありません。} いや、もうそれは、吹っ切れてるので大丈夫ですけど、、どんな事が起こるかだけ聞いても良いですか?? {えっ、こんなこと言うのもなんですが、、 貴方は亡くなることに抵抗は無いんですか??} 抵抗は無いです…いじめられすぎて、 こんな世界から早く消えたいので… あと、乙女ゲームもいっぱいやれましたし… このままいても両親に迷惑かけてるだけなんで… {そんなこと言わないでくださいって言いたい所 なんですが…けど、もうこの運命は決まってるので、、 何も運命を変えられなくて申し訳ないです…} 嬉しいですよ。大丈夫です。 けど、いじめで死ぬのはやだったなぁ…。 で、どうやってなくなるんですか??? {あっ、それがですねお教え致しますね。 屋上に、柵が外れかかってるところがあるんですよ。 そこに、誰かが貴方を嫌な壁ドンの方で 近づいてきた瞬間に…トンッ…って感じですね…} あっ、屋上…明日僕、屋上来いって 藤山に言われてたなぁ… それのことかぁ… もう、運命に抗うなんてことしないので 心の準備して待っておきます。 {わ、分かりました… 亡くなった後に、別の空間で会うと思うので その時に詳しい話をさせていただきます。 それでは、最後の日を精一杯生きてください…} ありがとうございます… シュッ… あっ、いなくなった。 そっかぁ、、明日僕亡くなるのかぁ… 遺書でも書いておこうかな。 親には、沢山のありがとうって言う気持ちを伝えておかないと。 そして、僕をいじめてきてた人の名前も書いておこうかな。 もう、何もならないけど。 そんなこんなで次の日の朝ーーーー はぁ…お母さんお父さん本当にありがとう。 「行ってきます!!!」 母「急に大きな声でどうしちゃったの!? いってらっしゃい!!ゆうちゃん!」 父「おぉ、優。珍しくそんな大きな声でどうしたんだい??まぁ、とにかく気をつけていってくるんだよ。」 「うん!!ありがとうお母さんお父さん!! 気をつけていってくるね。」 これが、僕と親の最後の会話だった。 最後まで優しい親だったなぁ。。。 学校にてーーーー… 僕のことが嫌いなのか ずっといじめてくる男子… 藤山啓斗(フジヤマケイト)が前から歩いてきて 僕に話しかけてきた… 藤山『おい、天使…お前今日のこと忘れてねぇよな。』 「はい…、放課後、屋上にですよね。」 『あぁ。忘れずに来いよ?』 「はい…」 授業終わって、放課後ーーーー…屋上にて____
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