僕の後悔の話

Fとの出会い

　私(えいちゃん)は当時、19歳。1年前に高校を卒業し、そのまま介護施設へ就職。肉体的にも精神的にもストレスを抱え「もう辞めたい(泣)」などと嘆きながら1年目を乗り切った。
　そんなとある夏の日、2016年8月16日。
早番で仕事を終え帰宅。シャワーも浴びて、ゴロゴロしていると高校の時の友人KからLINEが来たのだ。
「これからネットで知り合った女の子と会うことになったんだけど、初めてだし1人じゃ恥ずかしいから、暇だったらちょっと付き合ってくんね？(笑)」
まぁ夜は予定も無く暇だった事もあり私は一言返事で返信した。程なくしてKが私の家に迎えに来て出発した。
「いやーマジ緊張するー(笑)」
「あーはいはい。良かったね」
ウキウキなKとは裏腹に"何でこんなヤツに出会いがあるんねん。"と内心モヤモヤしていた。
　30分かけて女の子との待ち合わせの場所に到着。10分くらい待った時、女の子は現れた。ほっそりとした体で背も高く、あどけなさが残る顔、正直可愛かった。車に乗り込んできて、挨拶が始まる。
K「初めましてー！」
「こんばんわ！初めまして！Fです！」
「こんばんわー！Kです(笑)後ろのは邪魔者(笑)気にしないで(笑)」
お調子者で割りとウザめなKである。
「邪魔者で悪かったな。えいちゃんです、よろしく。」
「あはは(笑)宜しくです♪」
礼儀正しく可愛いF。彼女は、話を聞く限り高校2年生らしい。なんと…こんな馬面でお調子者なKには天と地の差が開くほどもったいないと心底思った。
その後、3人でショッピングモールへ向かった。