それからの日々.3

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それからの日々.3

 私はそれからと言うもの、3日に飲みに行ってから翌日も飲みに行った。 F「いらっしゃいませ~!あらえいちゃんじゃない~アタシが恋しくなっちゃったの~?アハハ(笑)」 私「お邪魔します~。何か1人で居たくなくて来ちゃいました」 F「あらそうなのね~こちらどうぞ~」 席に案内され横にFが座る。 この日はもう1人、私の席に着いてくれた。母親が来てる頃から居て、母とも仲が良いSさん。かなりヤンキーだけど、面倒見が良くお姉ちゃんみたいだった。実は昨日の3日もちゃっかりFさんと私達親子の席に着いてくれてたりする。 S「えいちゃん君昨日の記憶ある?昨日ベロンベロンに酔っぱらってママと喧嘩してたんだよ?」 私「あ、記憶はありますよ。どうも酒が入ると私と母はあーなるようです…」 S「まぁちゃんと向き合うって事は良いんじゃない?言いたいこと言い合ってぶつからないと気持ちも伝わらないよ」 私「ですね、今日は心から楽しみたくて来ちゃいました」 S「じゃあアタシがFさんと一緒に構ってやんよ(笑)」 F「あら~両手に花ね~えいちゃん~」 私「照れますね(笑)」 S「何照れてんだよ~まだこれからだぞー?」 そして3人でお酒を飲みながら、他愛もない世間話をして、笑って、カラオケをして、食べ物を食べて、心底楽しんだ。 そんな時間はあっという間に過ぎてしまう。 閉店になり店を出る。 S「えいちゃん、またおいでね?お姉ちゃんがヨシヨシしてやっからな~」 私「じゃあ明日も来ちゃおうかな?S姉さん着いてね?」 S「あまり無駄遣いはするなよ?」 私「はーい」 F「気を付けて帰ってね~」 私「歩きなので大丈夫ですよ~」 そして私は歩き出した。  正直、スナックという人と話しながらお酒が飲める場にすっかりハマっていた。 これを境に、週に3~4日通い、1月3日から3月あたまくらいまで通いつめた。 たまに突然母親が来店し 母「何でお前が居んだよ!?」 なんて言われる日もあった。で、どさくさに紛れ唐揚げを母親に付けて食べたりもした。 私は母親とこのスナックの店に救われた。 自殺を思い止まり、一先ずの人生の楽しみを見つけたのだ。そのせいか、残っていた残高もほとんど使いきってしまい、飲みに行くことすらキツくなっていた。  そして私はなかなか見つからない就活を諦め、バイトで働くことにしたのだった。 そして、今(2021年1月28日4時55分)に至る。バイト生活で、ギリギリのラインで月々の支払いをしながら自分のやりたい事、欲しいもの、全て我慢して何とか生きている。
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