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2021.7.29
だいぶ時が流れた。エブリスタの更新も3ヶ月ぶりだ。更新の経緯は、Twitterで要望があったからである。
生活も相変わらずで、カラオケでバイトをし、金銭的に余裕の無い生活が続く中で、例の不倫相手Aの旦那である糞野郎にも少なからずとも月々金を払っている。その他の支払いは未納分の税金を除けばある程度は返済が終わっていた。その上で、酒を飲みに行ったり、カラオケをしたり、友人と遊んだりショッピングしたり。
絶賛独り身を楽しんでいる。
今回は2021.7.27の話をしよう。
この日は久々にバイトが休みだった。
この時期は学生は夏休み、今年はオリンピックの影響で祝日がズレ込み社会も連休、カラオケは超絶繁忙期なのだ。それ故に連勤が続き、久々の休みだった。
この日は14時から自分のお店で酒の飲み放題コースでカラオケを楽しんでいた。最近ではAにすっかり冷めきっている自分がいて、連絡は来るものの私の返信は決まって「へー」「そーなんだ」「よかったね」と、一言返事と化していた。Aに興味が無くなりテキトーに返信しても、Aは嬉しそうに返信を返してくる。その日も連絡を取っており、俺はカラオケに来ていると言った。そしたら「あたしもお邪魔しようかしら!」と返信が来た。"こんだけ冷たく素っ気なく接してるのに一緒にカラオケしたいのか"と俺は思った。が、物は考えようだ。"散々振り回され捨てられて、人生を狂わされたんだ、カラオケくらい相手して会計を持ってもらおう。仕返しとして、逆に利用してやるんだ。"俺もいつからこんなに捻くれた性格になったのやら。まぁ何となく時期やキッカケは解っている。
俺がカラオケを始めて30分程でAが合流した。
何となく話してカラオケを始めた。何もないまま時間が過ぎ、淡々と歌を歌うだけ。何をしに来たんだ?と思うくらい塩らしいA。俺は酒を飲んでた事もあり、酔いが回ったフリをして何となくAの太ももに頭を乗せ膝枕をした。
A「どしたの?酔っちゃったの?」
私「べつにー。何となく」
A「よしよし」
Aは私の頭を撫で始めた。"そーゆー事するんだ"と俺は思ったが、何故か悪い気はしなかった。何故か落ち着くのだ。でも俺はもうAに興味は無い。利用する為、繋ぎ止めて置くために媚を売ってるだけだと言い聞かせた。
やがてAは家事の為に帰る時間となった。
A「これで会計をするといい!ドヤッ」
そう言って差し出してきたのは1万円札だった。そこまで会計が行くとは思ってなかったが、受け取り財布にしまった。
私「帰り見送るよ」
そう言って立ち上がった瞬間、不意に抱き締められた。正直驚いた。今までに無いくらい強い力で抱き付き暫く離れなかった。
A「ごめんね、離れなきゃなのに」
私「別にいいよ」
A「久々に会えて楽しかった」
そう言うと離れて、部屋を出て歩き出して行った。
車に乗るところまで見送り部屋に戻った。
"何で抱きついてきたんだろう"そんな事を考えながら俺は「優里の"ドライフラワー"とNovelbrightの"ツキミソウ"」を熱唱した。
時間は経ち、夜21時。
当然ラインが鳴った。高校の時のクラスメイトのHからだった。Hは女の子で、実は5年前にFと知り合うキッカケとなったKの元カノだ(笑)
H「何してんのー?」
私「カラオケ!」
H「いいなー。アタシも行っていい?」
私「いいよー」
H「んじゃ向かうわー!」
私「りょ!」
そうして程なくして合流した。Hは唯一、一緒に酒を飲んで馬鹿みたいにふざけ合ってくれる友人だ。私の唯一の親友と言っても過言では無い。お互い辛いことを抱えながら生きているせいか、お互いを理解し合えるような気もする。
Hとはよく、カラオケをデュエットする。飲み屋のような分け方でワンフレーズ交代や1小節交代のように区切って一曲を歌う。そんな事をしながら何曲か歌った時、点数が88.888と5桁全てがゾロ目だった。
私&H「ええええええぇぇぇ!!!??」
二人して発狂した。
私「写真!写真撮らなきゃ!」
H「お、おおおおおうう!おう!」
カラオケ店で、5桁ゾロ目を出して証拠として写真に撮って店員に見せると、お店に置いてあるワイヤレスマイクをオリジナルカラーとネーム入りで特注して貰えるのだ!しかも無料で!
私とHは喜びのあまりにめっちゃハイタッチをした。Hが強く叩きすぎて正直、手が痛かった。
まぁ私は従業員なのでそのまま厨房に駆け込み、自慢しまくったのですが…。
Hと遊んでる時は素の自分で居られて、楽しいし気持ちも楽だ。恐らく私はHが好きだろう。でも告白はしない。今のままの関係が理想だろう。何よりHには新しい彼氏もいる。俺は独身ライフを楽しみますよ。
そんなこんなであっという間に閉店時間になった。Hはタクシーで駅まで行き、電車で帰っていった。私は40分かけて歩いて帰った。正直、酔いは完全に覚めていた。こうして人と楽しい時間を過ごした1日はあっという間に終わったのだった。
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