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2021.9.9
最近Fとラインする事が増えた気がする。
この日も母親の家に遊びに行く事になっていた。
夕方頃、母親宅に到着し弟妹たちと遊びFが来るまで時間を潰して過ごしていた。
やがてFからラインが来て「着いた」と一言。夕飯は自分達で用意する事になっていたので、そのままFの車に乗り吉野家に向かったのだ。俺は自分が生きる金が無いが、女の子にはお金は出させたく無かった故に奢ってあげた。申し訳無さそうにするFだが、運転中どこか不機嫌そうだった。
私「どうしたん?何か不機嫌そうだね?」
F「あー、今日2日目でさ…体調良くないんだよね〜。お腹もずっと痛いしさ〜」
私「そうだったんだ。無理して来なくても良かったのに。すぐ帰るか?」
F「いや取り敢えず大丈夫。」
私「無理はすんなよ?」
F「うーん」
Fは付き合ってる頃から、重くて辛そうにしていたのを覚えている。それ故に、デートを急遽家でゆっくり過ごす事もあった。
母親宅に戻り皆でご飯を用意する。俺は牛丼とネギトロ丼を買い、インスタントの味噌汁が飲みたくなり用意した。
私「Fは味噌汁どうする?」
F「うーん、どーしよっかなー」
私「腹温めた方がいいんじゃねーか?」
F「うーん、じゃあ飲もうかなー」
私「わかったー」
母「腹温めるって何?Fお腹痛いの?」
F「うんー、今日2日目なんだよー」
母「ちゃんと薬飲んでるの?よほど重いなら飲んだほうが良いぞ?」
F「飲んでるよー」
食卓に味噌汁を並べ食事が始まる。
途中でFが言った。
F「ねぇーどーしよー。えいちゃんのライン持ってるのがバレたんだよね…(笑)」
私「そうなん?まぁ消せば良いんじゃん」
母「誰にバレたの?」
F「妹にバレたー。ツムツムやってるんだけどさ?ライン持ってるとそこに表示されちゃうじゃん?それで「え、お姉何でえいちゃんさんのライン持ってるの?」って言われてさー…。彼氏ともよく話すからバラされたらどーしよー…。でもさーウチ友達居ないからさ?遊び相手とかマジで居ないから退屈でさー。」
母「そしたら彼氏に素直に話すか、えいちゃんのライン消すしか無いよー。」
F「いや彼氏は前に、付き合ってた彼女が元カレと浮気した事があったらしく、別れた人間のライン持ってる事に反対なんだよねー…。むしろ異性と連絡取って欲しくないって言うくらいだし。」
母「そんなんはその女が糞だっただけで、Fとは違うんだしさー?それじゃFの事信用してないみたいじゃん!」
私「独占欲強めなんだろ。信用してるかしてないか何てすぐわかるよ。まー俺のライン消せば済むんだし、消しとけよ」
F「うーん…」
そんな会話をしながら食事を終えた。
23時、解散し帰宅する。するとFからラインが来た。
F「ライン消すね?いつも振り回してごめんね…。」
私「別に大丈夫だよ。まぁー幸せにな」
F「ありがとう。今後何か連絡する時、えいちゃんのお母さん通して連絡するね?」
私「あんま仲介させるのも良くないだろうけど、まぁわかったわ」
F「じゃあ…またね」
私「はいよ、じゃあな」
こうしてまた、喪失感に見舞われたえいちゃんでした(笑)
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