② 結婚式とおっばい

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「うーん」 思い切り伸びをして、右腕をグルグルまわす。 「あら、清水先生、さすがに肩が張ったの?」 後ろにいた小林先生が声を掛けてくれる。ほんと、優しいな。 彼女は、小林明菜さん、33歳の麻酔科医。僕の手術チームの一員で、大切な仲間だ。150センチと小柄ながら、ロングヘアのとっても綺麗な女性で僕の片思いの相手。思いは全く届かないけれどね。 「そうかなぁ、肩凝ったのかな」 「そりゃ、プレシが動かしていたって大元は清水先生の腕だからね」 「確かにそうだね。何かいつもと違った感じがあってさ」 「もう年なんじゃないですか、清水先生」 笑いながら小林先生が言うと、 「ちょっとー、小林先生。勘弁してくださいよー。わたし、清水先生と同じ年なんですからぁ」 反応したのは、手術室看護師の中村亜希子さん。僕と同じ35歳、168センチとスタイルも良く、綺麗な顔立ちでいろんな男性職員が狙っているという噂だ。 「あっ、ごめーん」 「さあ、着替えてご飯食べに行こうよ」
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