1人が本棚に入れています
本棚に追加
作業員は、笑顔で
「もちろん、それはまったく構いません。
僕らでは、何もしてやれないから、有難いです。」
と答えた。
その言葉にホッとしたが、同時に「どうしよぉ」と心が叫んだ。
ただでさえ、我が家には5匹の猫が居る。
そして、クリスマスの日には、春夫と別れる。
ただでさえ、経済的な負担は増える訳だ。
しかし、帰宅した私は、自分自身を叱咤するかのように、
寝ている春夫に大きな声で宣言した。
「あの子、保護する。準備する!」
最初のコメントを投稿しよう!