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2024年10月30日神田古書まつり考。
こんにちは。
神田古書まつりに行ってきました✨
神保町の駅を降りるとすぐ看板が見え、ずらーっと道沿いに本棚が並んでいました!
集まる古書は1万冊といわれ、本好きにはたまらないお祭りです。
とはいえ、ながらく東京で暮らしながら神田の古書まつりに足を運んだのは今回が初めて。
なんなら、古書店街を訪れたのも初めてでした。
若い頃は少し敷居が高い気がしていたんですよね。
古書を求めなくても読むべき本は山とあったし。
初めて訪れた古書まつり。
並ぶ背表紙にワクワクが止まりません。
ちらりと覗いただけでも、
昭和初期の数学の専門書やら、
革表紙の洋書やら、
篆刻や書道の専門書やら、
とにかくディープです。
古書店のドアも開け放たれていて、ウェルカムな雰囲気。
文学作品の並ぶお店にふらりと足を踏み入れると、
「二階もどうぞ」の文字が。
せっかくなので、フクロウの置物が並ぶ狭い階段を上ると……
志賀直哉の直筆原稿がガラスのショーケースのなかにありました!!
ほかにも明治〜昭和の著名な作家の直筆原稿や書の掛け軸が!
すごーい!
この距離感、どこかの文学館レベルでは?
しかも売られてる〜!
「ゆりかごの歌」でお世話になってる北原白秋もありました。
神田古書店街恐るべし。
玉英堂書店という本屋さんです。
(直筆草稿を含めてオンライン販売もしていました)
私のお目当ての本は大正時代の婦人雑誌。
インフォメーションでどのお店が扱ってるかを聞いて、行き先を絞り込みます。
紹介されたけやき書店。
竹久夢二の付録入りの主婦之友は5500円。
ちょっと手が出ません。
隣に並んでるのも同じ年代のだし、高いかな……と手に取ると値段がない。
いやいや高いよね、と諦め、別のお店へ。
大正時代の童話雑誌が綺麗な状態で並んでいたので、お値段を聞くと、裏表紙を開いて挟まれた紙を示し、800円です、とのこと。
なるほど裏表紙に挟んであるんですね。
「金の星」という雑誌を購入。
けやき書店に戻って、先程諦めた雑誌の裏表紙を開くと……
800円!
やったあ〜!
即決です。
このほかに、ピーターラビットシリーズの解説付き絵本、
三省堂でちよだ文学賞の受賞作品掲載雑誌を購入しました。
夫と、初代カレーグランプリ優勝の名店ボンベイにも行きました!
バターがあとひく深い甘みと辛さが美味しかったです。
ごはん少なめにしたらちょっと足りないくらいでした。
あと、ポルトガル菓子店「ドース イスピーガ」にも立ち寄りました。
夫はここのプリンが食べたくて朝から保冷バッグを持って出かけていました。
自分は仕事に戻るので、私にプリンを託して去る算段。
結果プリンは売り切れでしたが、オレンジプリンを購入できました。
路地奥にひっそりあるお店なのにみんなプリンを買いに来ていました。
↓写真ないのでリンクを。
https://s.tabelog.com/tokyo/A1310/A131002/13211554/
古書まつり、めくるめく本の道を歩きながら、
本好きの祖父と来たかったなあとしみじみ。
祖父ならきっと山ほど買って郵送するんだろうと思います。
4冊の本をぶら下げて、疲れた足を引きずりながら帰路につきました。
午後の日差しがさしていましたが、古書の通りはちゃんと翳りのなかにありました。
ではまた。
ハッピーハロウィン!🎃
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