パーティーと言う名の合コン

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「ははっ、二人が付き合ったらおもしろいだろうなぁ。俺には奥さんいるからね、残念」 「鷲宮主任まで何言ってるんですか~…冗談やめてください…」 後半部分はきっと言葉のアヤだろう。 「…俺一服してきますね。ごちそうさま」 そう言って私に空になったカップを手渡すと、匠海くんは喫煙室へ向かった。 「すみません、大きな声出しちゃって」 「いや、ちょっと意外だったけどね。どちらかと言うとおとなしい印象だったし…悪い意味じゃなくて。あ、ごちそうさま」 「どういたしまして」とカップを受け取ると、片付けのためフロアを出ようとしたところで呼び止められた。 「そうだ、池澤さん」 「はい」 「…10時から会議だから、第1会議室に資料の準備頼むよ」 「了解です」 そろそろ始業10分前。 廊下がざわついてきた頃だ。
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