商談のお供

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「休息も大事な仕事ですから。糖分摂取したおかげで捗ったんじゃないかなと」 「あぁ…一理ある。ずっと文字ばかり見ていたから」 そう言うと、眞鍋さんはおもむろに眼鏡を外し、目を伏せて眉間をさすっている。 (わ…眼鏡外すと、こんななんだ…よくよく見るときれいな顔かも) 「何?じっと見て」 どうやら私の視線に気づかれたらしい。 「あ…すみません。眼鏡なくても素敵だなって」 「……!」 ごまかしてもしょうがないので正直に告げたのだが、眞鍋さんはぱっと眼鏡をかけ直し、 「今日はここら辺でやめておこう。ちょうどキリのいい所で終わったことだし。じゃあまた明日」 心なしか早口で言うと、さっさと後片付けを始めてしまった。
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