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次の日、僕は大学を休んで佐々木さんとの待ち合わせの場所に向かった。 「新島さん、今日はありがとうございます。では、こちらへ。」 そう言って佐々木さんは車に僕を乗せ、アキラさんのいるお見合い会場へと向かった。 アキラさんは当然僕がくることなんて知らない。ましてや、お見合いを止めに入るなんて……。 「新島さんがもしピンチな状況になれば、いつでも助けます。そこはご安心を。」 「…ピンチな状況って、、」 「勝手に貴方を説得して連れてきているのは私です。貴方に責任はない、ということです。」 「は、はい…。」 冷静に考えたら、何をしているんだろうと思う。 僕はアキラさんと同じ土俵の人間ではないし、口出ししていい立場ではない。 「…佐々木さんは、どうするんですか?」 「何がですか。」 「僕を連れてきたのが佐々木さんだって知られたら、佐々木も共犯じゃないですか。」 「…ふふっ、いいんですよ。」 僕の心臓はバクバクしているが、佐々木さんはどこか晴々とした顔をしていた。
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