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第一話 Peace of End
平和な日常が終わるのはいつも突然始まる
平和な日常が終わるまで残り二分
◇
いつもよく聞く電車のレールの音がする
電車のなかは通勤通学時間帯ということもあって、いつも通り混んでいる
しかし、そんなことより私は私の妹を注意するべきか悩んでいた
私の名前は金剛未来花(あすか)、三代前までは神社の宮司一家らしいのだが、三代前が突然神社を譲り渡し、宮司から離れてしまったらしい
そうして数十秒考えた末に自分のなかで何か吹っ切れた
「ねぇ大瑠、何そのミニ枕みたいなものは」
「…眠たいから」
「答えになってない」
この子が私の妹の金剛大瑠(だいる)、私と同じ学校の私とはひとつしたのクラスに通っている
「眠たいから作った」
「眠たいからって、学年で上位の得点をとれてるからっていつも怠けないでよ」
「社会は結果主義、頑張っても結果が伴わないといけないけど、私は毎回よい得点を取れてるから今こうして寝ているのも自由、結果的に点数され取れれば何してても自由なの」
「それより、お姉ちゃん、今遅れてるよね?人のこと言えないよね?」
「それは、あんたが起きないから待ってたからでしょうが!!」
「五月蝿い、他の人に迷惑」
言われて回りを見てみると冷ややかな目で私に視線が集まっていた
「…す、すみませんでした~」
流石に恥ずかしかった
◇
と、いつもの電車の喧騒が戻って数十秒後、
その喧騒は恐怖へと変貌した
何故なら自分達と同じくらいの歳の少女が残酷に車内の人々を小さく笑いながら切り裂いていた
「ふふふっ、リア充共は切り裂かれて惨く、残酷に消えなさい」
一言コーナー
数日前に「にん肉ノベラ~イズ!!」の執筆中に何故か瑠菜さんからショートメールで何故か人気作の全移籍を任されました。(本当に何故?)
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