レンタル彼女に恋をした

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レンタル彼女に恋をした

僕は、彼女居ない歴20年の坂本樹[サカモトイツキ]部屋にこもりパソコンと毎日仲良くしている。 性格といえば…内気で人と接するのが大の苦手 だがある日、いつもの様にパソコンをつけると一通のメールが届いていた、広告だ[レンタル彼女、今なら1時間1500円今が借りどきかも?]と書いてあった、僕は彼女に興味はないし、ましてや人と接するのは嫌いだなのに(なんでこんな記事)と思い消そうとした時最後の一文に目を取られた[もしかして運命の出会いも]なんて書いてあった、(1度だけなら)と思いフリーダイヤルに電話をした。 1時間後、家のチャイムが鳴った「すみません〜レンタル彼女事務所から来ました〜」と女の人の声がした、僕が中へ案内し部屋に彼女を上げると「初めまして!宇津井美奈[ウツイミナ]と言います20歳ですよろしくお願いします」と丁寧に自己紹介をしてくれた。 それから彼女とお話をした、人と接するのが苦手な僕だったはずなのに何故か彼女とは話が弾んだ、(ピピピ)とタイマーの音が鳴ると彼女は「あっ…お時間だ…」と言い寂しそうな顔をし帰る支度を始めた、「あ、あの…ミナさん…これ僕の番号です」と言い僕はケータイの番号を手渡すと「ほ、本当はこーゆうのダメだけど、私イツキさんのこと少し気になったから…秘密で」と言いポッケにしまってくれた、何やらルールというものがあるらしくお客さんとの直接の交換は禁止されているらしい。 僕はまたミナさんを指名して来てもらった。 そうしてミナさんと時間を重ねるにつれ僕は、レンタル彼女以上の感情が溢れ出てきていた(次会ったら告白をしよう)と心の中で決めた。 翌週、ミナさんを呼んだ、いつもの様に電話をし家へ招き入れ僕はすぐさまミナさんに「ミ、ミナさん…僕ミナさんに恋をしたみたいです…本気で付き合って貰えませんか?」と言うとミナさんは少し動揺をしたみたいだが考えてくれ「私もイツキさんのことが好き…だから付き合います。」と少し日本語がおかしいけど付き合ってくれた。 僕にとっての人生初めての彼女はレンタル彼女だった。
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