プロローグ

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プロローグ

 一瞬で、目が離せなくなった。  ボールをドリブルして、何人ものディフェンスをものともせずコートを突き進み、シュート。  ボールはリングに吸い込まれる。  ユニフォームで汗をぬぐう。  一瞬だけ、目が合った。  おれは慌てて視線を逸らす。  次に見たときには、何事もなかったのかのように試合が再開していた。
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