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~数分前、柱side~
「あの実力は本物だな!オレは派手に歓迎するぜ!」
そう言ったのは、音柱・宇髄天元。
それに続き、炎柱・煉獄杏寿郎が呟く。
「よもやよもやだ!オレも歓迎する!あの壱の型、まるで本当に龍が舞をしている様だ。」
「誠君は龍の血を継いでいると自称してるだけありますね。冨岡さんが相手をした栗花落奏多は私の継子、栗花落カナヲの義兄です。」
蟲柱・胡蝶しのぶが言った。
(あ、俺、カナヲちゃんの義兄設定なのね。全然いいんだけどな。)
先程桜柱に認められた栗花落奏多。
その後も
「キュンキュンしちゃうわ」
と、恋柱・甘露寺蜜璃が呟いた。
その直後に
「星龍、栗花落。お前らの実力は認めてやる。だが甘露寺を誑かせるような輩なら殺す」
と、蛇柱・伊黒小芭内が続いた。
しのぶと伊黒の台詞からわかる様に、誠が実弥とドンパチやってる時に、奏多は水柱・冨岡義勇と一戦交えていたのだ。
「僕はすぐ忘れちゃうし、何でもいいや」
「……あの2人を柱として認める。」
「柱が増えることに感謝を……南無阿弥陀仏」
霞柱・時透無一郎。水柱・冨岡義勇。岩柱・悲鳴嶼行冥。と続く。そして柱たちは、星龍誠、栗花落奏多を正式に認めたのだ。
「あの人たちを止めなくていいの?」
無一郎がそう呟く。そう、龍と風の余波で周囲の地や木々が吹き飛ばされているのだ。
柱たちは顔を引き攣らせて
『あれは拙い、お館様の安全確保を』
と思い、抜刀したのだった。
――閑話休題。
そしてこれが、柱顔合わせの一幕になったのだった。
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