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そしてぼくは、あることを知りました。
貴方には彼氏がいることを。
そして貴方は、彼氏の事が嫌いであることを。
それを知ったのは、貴方に初めて出会ってから、数ヶ月程たった春も近づいた、冬の日の事でした。
貴方はご友人と共に、あるカフェでお話をされていました。
ぼくはたまたま、そこに居合わせました。
盗み聞きのようになってしまい、
本当に申し訳なく思います。
ですが、貴方はそこで、彼氏に対する怒りを、
ご友人に話されていたようでした。
そして貴方はその彼氏に対して、
何度も「死んで欲しい」と口にしました。
そこでぼくは気がついたのです。
貴方の彼氏は貴方に酷いことをしていることを。
貴方は彼氏が大嫌いであることを。
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