志麻さんと血みどろの骸骨3

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「まあ、骸骨くん。志麻ちゃんは要するに幽霊慣れしてる私なら、骸骨くんの友達になれるんじゃないかって相談してきたの」 「はい、だいたい察してました。たいへん志麻さんらしい発想です」 「えー。ねえちょっと、まだちゃんと話してないのにー!あのね私はね」  二人で納得して話を進める僕達に志麻さんが抗議の声を上げ、あのむず痒い告白を続けようとします。  志麻さん済みません、初対面の人の前で萌え死にはしたくないので、ご遠慮させてください。 「志麻ちゃん長くなるから、それから先はお家でやってね」  南原さんナイスです!  おや?もしかして僕は今晩、家で萌殺しにされるんでしょうか? 「さて志麻さん、話を戻しましょうね」 「戻すって、私脱線してた?」 「脱線といいますか、暴走してましたね」  先程の告白を暴走と断定したため、今更羞恥で真っ赤に染まる志麻さん。  このまま見惚れていたいんですけれどねぇ。話が進まないでしょう。 「では答えを言いましょうね。志麻さんは、んです。僕みたいな幽霊を拾ってしまう程に。僕が寂しがっていないかと、自分を攻めてしまう程に。それこそ死んでしまうよりも寂しさを恐れ、その寂しさが僕の設定に影響を与え、志麻さんの寂しさに引きずられ、僕はに怨霊になったんです」  創り出され(うまれ)て半年に満たない未熟な僕は、今日もまた志麻さんを泣かせてしまいました。  でも、側に居るのが当たり前なんだと、志麻さんが居るから僕もここに居るのだと、そう伝えられたから、きっと悲しみや後悔で泣いているのでは無いと、そんな風に僕は自惚れているんです。
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