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「触ったけどさ。何でそれで付き合うことになんの」
「何それ。最低だよこうき。あたしの事なんだと思ってるの!」
「律」
「そういうことじゃない!」
「てか俺触らせてなんて頼んでないよね」
「何それ!」
お前は第一声何それしか言えねえのか。そういう呪いにでもかかってんのか。
「いきなりお前が触る?って聞いてきたからなんとなく触っただけじゃん」
「なんとなく!?あんたなんとなくで乙女のおっぱい触っていいと思ってんの!?ハァァ!?」
クソ程うるせえ……。耳がどうにかなる。
「いいと思ってなきゃ触んねえわ」
「こうき最低!こうき悪魔!大嫌い!」
「ガキか」
顔を覆って泣き始めた律にうんと深い溜息を吐く。マジで面倒臭いことこの上ない。あの時乳なんか触るんじゃなかった。
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