いじめられっ子の僕ですが、彼女が欲しいし、したいのです(後編)

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「そう?それならよかった。あのね話は変わるんだけど、もうすぐ夏休みなるでしょ。わたしらもうちょっと勉強本気にならないといけないと思うの」 「うん、でも俺去年から本気モードになってるから、少しずつ良くなっていってる、真由はどう?」 「わたしはずっと同じところを行ったり来たりって感じかな。ちょっと考えてたんだけど、もしよかったら家で一緒に勉強しない?」 「いいけど、親怒らない?男の子が遊びにくるって」 今まではチャンスがあれば親が2人ともいない時を見計らって家に遊びに行っている。その時はだいたいセックスをしている。 「うーん、そこなんだよねー」 「勉強するならお互い意識してする方が良いのは良いと思う。さぼろうって思わなくなるし」琴音の例がある。あれで勉強の楽しさが分かったから。 「もしさ、良ければ俺の家でする?ウチの親は多分理解がある方だから。真由のところはどう?理解ある方?」 「どうだろう?そんな話出したことないからなぁ」 「真由は前に付き合ってた人とかそういうのあった?」 「全くないよ。男の子と付き合うって涼が初めてだから。出会いもないし、っていうか涼はあったの?」
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